課題を見据えた上で自分に合う職場を選ぶ
看護業界は様々な課題を抱えています。その中でも特に問題視されているのが看護師不足で、多くの医療施設から看護師求人が出ている状況です。そのため、転職自体はしやすいです。選択肢が豊富にある中で、現状の課題を加味した上で自身にマッチする職場を見つけるためのコツを紹介していきます。
転職回数について
売り手市場のため、多くの看護師が転職を経験していると考える人も多いかと思います。実際、10回以上転職を経験している看護師もいます。他の職種だと考えられない数字でしょう。しかし、厚生労働省の調査によると、看護師の約4割は「転職経験がない」と回答しています。また、1回のみと回答したのは25％で、意外と多くの看護師が同じ職場で働き続けていることが分かります。
何回以上だと多いのか
一般的に考えると、転職回数は多ければ多いほど不利になります。なぜなら、採用側から「継続力がなく、自分のところもすぐに辞めてしまうのではないか」と思われるからです。以前の職場が倒産したなどのやむを得ない事情ならば例外ですが、自分都合で転職を繰り返している場合は不利になるでしょう。転職が多いか少ないかの線引きとなるのは「2～3回」です。年代で言えば、20代なら2回、30代なら3回くらいが限度です。もちろんあくまで目安なので、この数字以上に転職を経験しているからと言って採用されないわけではありません。そこまで転職回数を重視していない職場もあります。ただし、応募人数が多い時はこれまでの経験や実績から採用を決めることが多いので、その場合は実績のある応募者と比べると不利になってしまいます。
転職エージェントの利用
新しい職場を求めて転職活動を始めるのであれば、専門家に相談するのが最も効果的です。プロの視点から多角的にサポートしてくれます。転職事情だけではなく、看護業界に対しても深い知識を有している専門家によるアドバイスはとても参考になります。アドバイスによって、自分だけでは気付けなかった適性やキャリアルートが見えてくるかもしれません。
そこでおすすめするのが、看護業界に特化した転職エージェントの利用です。業界知識が豊富な担当者が万全の体制で転職活動をサポートしてくれます。自身の希望する条件にマッチする求人を探してくれるため、結果として転職回数を最小限に抑えることができますし、よりスムーズな転職活動が可能となります。看護業界に特化した転職エージェントを使って、長く働ける職場を探していきましょう。
